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狂言のふるさと奈良町 河田全休さんが古典狂言と「サラリーマン狂言」上演

古典狂言と創作狂言を演じる河田全休さん

古典狂言と創作狂言を演じる河田全休さん

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 「京終(きょうばて)さろん」が11月21日、「●●寺(れんじょうじ)」(奈良市西紀寺町)で古典狂言と創作狂言の上演を行う。

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 奈良の歴史や伝統産業・芸能文化を学ぶため、毎回さまざまな分野の専門家を講師に招き、毎月第3木曜に同寺院で開催している「京終さろん」は今回で81回目。

 当日は、「サラリーマン狂言」作家で実演家の河田全休(かわたぜんきゅう)さんを講師に招く。イベント事務局の安西俊樹さんは「奈良町は狂言のふるさと。会場近くの公園に『狂言大蔵流宗家の屋敷跡』という石碑がある。狂言は庶民が暮らしの中で作り上げた智恵と笑いの玉手箱のようなもの」と話す。

 講師を務める河田さんは、京都で古典狂言の修行に励む一方、「サラリーマン狂言」の創作・実演に取り組んでいる。この日は、古典狂言「痿痢(しびり)」と、同作品を元に現代風に創作した「サラリーマン狂言」の「痿痢」を演じる。

 「『サラリーマン狂言』は、現代のサラリーマンが日常のさまざまなアクシデントと格闘する様子や上司とのやり取りが古典狂言に出てくる話と似ていることに気づき生まれた」と河田さん。古典狂言は伝統衣装だが、スーツに身を包んで演じる。

 安西さんは「古典狂言と創作狂言を同時に見ることができる貴重な機会。ぜひお楽しみいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は19時~21時。参加費は1,300円(弁当・飲み物・資料代を含む)。事前申し込み制。事務局「町屋ゲストハウスならまち」(安西さん、TEL 0742-87-0522)で受け付ける。締め切りは11月19日。

※●●=王へんに連、王へんに成

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