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奈良の飲食店「豊樂」がランチ営業2周年 大和野菜と「さつま知覧どり」使った「草鍋」主力に

(右から)店主の松石しのぶさんとスタッフの福岡ともみさん

(右から)店主の松石しのぶさんとスタッフの福岡ともみさん

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 「奈良もちいどのセンター街」中村ビル2階にある飲食店「豊樂(とよのあかり)」(奈良市餅飯殿町、TEL 0742-31-8343)が7月1日、ランチ営業開始2周年を迎えた。

草鍋の写真

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 店名は、万葉集に出てくる高貴な人たちの宴「豊宴(とよのあかり)」から名付けた。看板メニューの「草鍋(くさなべ)」は大和野菜と「さつま知覧(ちらん)どり」の鳥ガラスープを使う。

 店主の松石しのぶさんは「いろいろな鳥ガラを試した結果、大和野菜に合う『さつま知覧どり』にたどり着いたという。「この鳥は飼育期間が最長450日と長く、スープの濃厚さが特徴。余計な脂分を取りながら10時間以上煮込みうまみを凝縮したコラーゲンたっぷりのスープ」と話す。

 「スタッフは『さつま知覧どり』の講習会を受講し専門知識を深めている。『草鍋』の魅力をランチタイムでも味わってほしい」と意気込みを見せる。

 大和野菜、大山鶏、自家製つくね、えびせん、うす揚げをセットにした「草鍋セット」(1人前=1,980円)は、締めに、こだわり茶漬け、麺、チーズリゾットを選べる。

 「野菜は毎朝市場に仕入れに行く。旬や日によって変わるが、新鮮な物を選んでいる。今の時期の草鍋には、大和マナ、ケール、スイスチャード、ミズ菜、小松菜、シロナ、チンゲン菜、ツルムラサキ、ミニトマトなどを使っている」と話す。

 平日限定のランチメニューは、「月替わりワンコイン丼」(463円)、「鶏吸いセット」(750円)、「から揚げセット」「大和カレー(限定5食)」(各 880円)などを用意する。

 「スタッフ全員が気持ちのいい接客を心掛けている。海外からのお客さまも多く、鍋の食文化になじみのない方には、食べ方をジェスチャー付きで説明してコミュニケーションを取るととても喜んでくれる」と松石さん。「コラーゲンと野菜たっぷりの『草鍋』のおいしさをもっと知ってもらえれば」とも。

 営業時間は、平日=11時~15時、17時~24時、土曜・日曜・祝日=11時30分~15時、15時~22時30分。

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