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春日大社参道・三条通りに炭火串焼きと旬鮮料理の店 奈良の地酒も豊富に

生き生きした接客とおいしさでおもてなし

生き生きした接客とおいしさでおもてなし

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 東向き商店街と餅飯殿商店街が接する奈良・三条通りに3月26日、炭火串焼きと旬鮮料理の店「しかまる」(奈良市橋本町、TEL 0742-20-6620)がオープンする。

店内の様子

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 店長の福家(ふけ)あずささんは「JR奈良駅そばの三条通りにある『三代目鳥メロ』に次いで2店舗目は、大人の落ち着いた雰囲気で古都奈良のおいしい時間を過ごしてほしい」と話す。

 店名の「しかまる」には、一頭のシカとの縁が関係しているという。「独立したばかりのとき、通勤途中の猿沢池のほとりに毎日決まって現れる雄シカがいて、なついてくれてとてもかわいがっていた。『しかまる』と名前を付け、つらいことがあった時も会えば心が晴れた」と振り返る。

 福家さん夫妻の夢として2店舗目を持つことができたら店名を「しかまる」にすると心に決めた。「夢の実現へと動き出したとき、奈良や京都のいろいろな候補地が上がったが、最終的に『しかまる』との思い出の猿沢池のそばに決まった」。だが、そのころから「しかまる」は姿を見せなくなったという。「とても寂しいが、奈良のシカは春日大社の神の使いといわれるので、どこかで応援してくれていると思う」とも。

 店舗面積は約40坪で、席数は90席。

 あずささんの夫で店主の大永泰正さんによると、「観光客や地元の人に喜んでもらえるよう工夫した。奈良の地酒は種類を多くそろえ、鮮魚・炭火焼き・串カツのメニューが豊富」。

 「炭火焼きのお勧め『国産牛シマ腸串焼き』(390円)は、柔らかく希少性の高い部位。店で仕込み串打ちし、甘辛タレでしっかりした味付けなので酒の肴(さかな)に」。

 「バラエティー豊かな串カツメニューの中には、おいしいチーズを探し見つけた『モッツァレラチーズの串カツ』(200円)。変わり種として『鹿野(ろくや)バームクーヘンを串カツにしてアイスクリームを添えたデザート』(400円)、は若い女性に好評」という。

 奈良の名物を使ったメニューとして、「創作料理で、奈良漬けクリームチーズ」(390円)、「魚万あげ天」(550円)、「中谷堂のよもぎ餅にバニラアイスと生クリームを使ったスイーツ」(400円)、奈良地酒「風の森 秋津穂純米」(850円)も用意する。

 実際にいろいろな店を巡って自分がうれしかったことや「これはいいな」と感じたことを積極的に取り入れたと言う泰正さん。「生き生きした接客とおいしさで『来て良かった。明日も頑張ろう』と思っていただくための仕掛けをちりばめた店なので楽しみにしてほしい」とも。

 営業時間は11時~24時。ランチメニュー有り。

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